お知らせ
  1. ホーム
  2. /
  3. お知らせ
  4. /
  5. (d)デニールとは?(dtex)デシテックスとの違いは?強度との関係もわかりやすく解説

(d)デニールとは?(dtex)デシテックスとの違いは?強度との関係もわかりやすく解説

繊維やテープ、ミシン糸の規格を見ると、

・210d

・1100dtex

といった表記を目にします。

「デニールとデシテックスって何が違うの?」

「数字が大きいほど強いの?」

 

私も思ったことがあります。

今回はその疑問を整理します。

 

■デニール(d/denier)とは?

 

デニール(d)は、糸の太さを表す単位です。

定義は:

9,000mあたりの重さ(g)

例)

・210d = 9,000m で 210g

・600d = 9,000m で 600g

 

つまり、数字が大きいほど太くなります。

 


 

■210dと600dの「数字の中身」

単純に比較すると、「600デニール」は「210デニール」の約2.8倍の重さがあります。

これは「糸の太さ」が約2.8倍相当であることを意味します。

ただし、太さが約2.8倍 = 強度も2.8倍という訳ではありません。

強度は素材や構造によって変わります。

■デシテックス(dtex)とは?

 

デシテックス(dtex)も、糸の太さを表す単位です。

10,000mあたりの重さ(g)

つまり、

・1dtex = 10,000m で 1g

欧州規格でよく使われる単位です。

 


 

■デニールとデシテックスの違い

違いは「基準となる長さ」です。

単位基準
デニール(d)9,000mあたりの重さ
デシテックス(dtex)10,000mあたりの重さ

 

■換算式

計算で変換することも可能です◎

・1デニール ≒ 1.111デシテックス

・1デシテックス ≒ 0.9デニール

例)

・210デニール ≒ 約233デシテックス

・1,100デシテックス ≒ 約990デニール

※正確には

dtex = デニール x 1.111…

 

 


 

■デニール(d)・デシテックス(dtex)と強度の関係

 

一般的に、

デニール(d)、デシテックス(dtex)が大きい → 糸が太い

→ 引張強度は高くなりやすい

という傾向があります。

 

しかし強度は、

・ナイロン

・ポリエステル

といった素材の種類

さらに

・撚り構造

・フィラメント数

・加工方法

によっても大きく変わります。

つまり、

太さ = 強度ではないという点が重要です。

 


■なぜ単位が2種類あるの?

歴史的な理由によるものです。

・デニール → アメリカ・日本で普及

・デシテックス → 欧州規格で使用

 

現在も取引先や規格書によって表記が異なるため、

どちらも理解しておくことが実務では重要です。

 


 

■まとめ

☑デニール(d)もデシテックス(dtex)も糸の「太さ」の単位

☑違いは基準となる長さ(9,000mか10,000mか)

☑数値が大きいほど太い

☑ただし強度は素材や構造にも左右される

 

規格選定では「太い = 安心」ではなく

用途、重量、縫製条件とのバランスが重要です。

 

デニールやデシテックスの数値のみではなく、用途・使用条件を踏まえた規格選定が重要です。

量産案件や仕様が明確な資材選定については、条件に基づきご対応いたします。

 

 

最新のお知らせ

OFFICIAL SOCIAL MEDIA ACCOUNTS 公式SNS

Instagram でフォロー